土地 売却|土地売却の注意点を流れに沿って解説。瑕疵担保責任とは?

土地売却をする時は、査定を複数の会社に依頼するのが基本です。全体的な流れを把握する、土地売却において重要な瑕疵担保責任といった注意点をあらかじめ抑えておくことで、失敗しない売却を目指すことができるでしょう。

土地売却のする時の全体的な流れ

土地売却とはどのように進められるものなのか、疑問を持っている人もいるかもしれません。まずは全体の流れを把握しましょう。

最初に行うのは売却を検討している土地の相場の確認です。次に不動産会社に査定を頼み、媒介契約を結びます。測量を行った後に、不動産会社が戦略に添って宣伝活動を開始します。

購入希望者が現れた場合は条件などの交渉を行ない、売主と買主が双方納得の上で売買契約を締結することになるでしょう。決済と引き渡しが完了したら、最後に確定申告を忘れずに行ないます。

最初に相場の確認をして、評価額のイメージを掴みましょう。不動産会社に査定を頼む際には、複数の会社に依頼することが大切です。複数の会社に依頼すれば一社では判らなかった平均的な金額などを確認できます。

また、媒介契約を結んだ不動産会社は宣伝活動などを行ってくれますが、買主側としても流れを把握しておくことをおすすめします。

売却によって売主が負う瑕疵担保責任

瑕疵担保責任は土地売却において慎重に扱うべき注意点の一つです。売却した不動産に瑕疵があった場合、売主はその責任を負わなければいけません。不動産物件として土地も対象に入っているため、売却を行う前に十分な調査をしておきましょう。

土地が対象の場合、瑕疵担保責任には法律的瑕疵と物理的瑕疵などが挙げられます。また、心理的瑕疵や環境的瑕疵に対しても責任が発生します。

このうち法律的瑕疵は売却した土地に建築制限が定められていた、権利がクリアでなかったなどのトラブルが代表的です。物理的瑕疵では浸水や土壌汚染、心理的瑕疵および環境的瑕疵では事故物件や近隣の施設などが対象になります。

瑕疵担保責任は、たとえ売主が瑕疵についてまったく知らなかったとしても発生する責任です。不安を感じる場合にはあらかじめ不動産会社に相談する、専門家の調査を入れて状況を把握しておくといった対応も必要になるでしょう。

基本的な流れを掴んで土地を売却しよう

土地の査定や不動産会社との媒介契約をなど、全体の流れを把握しておけば初心者でも売却を進めやすくなります。売却においてはさまざまな注意点がありますが、中でも瑕疵担保責任について事前に知っておくことが大切です。