土地 売却|土地を売却すると仲介手数料はいくらかかる?上限や支払いのタイミング

不動産会社に依頼して土地を売却すると仲介手数料を支払わなければなりません。最近では仲介手数料が無料や割引のサービスを提供している場合もあります。不動産会社に支払う仲介手数料とは何なのか、支払うタイミングはいつなのか解説します。

土地の売却時に支払う仲介手数料

土地売却は個人売買、不動産会社による仲介で買主を探し売却する、不動産会社の買取といった方法があります。個人売買や買取では仲介手数料を支払う必要がありません。必要ないなら個人売買や買取にすればいいのではと思いますが、それぞれにメリットやデメリットがあります。

個人売買はある程度経験や知識があれば可能かもしれませんが、書類の作成など難しいことも。買取はすぐに手放せるといったメリットがあるものの、売値が市場価格よりも低くなってしまいます。不動産会社に仲介を依頼すれば市場価格に近い金額での売却が見込めます。

仲介手数料とは不動産媒介の契約が締結した際に取引額に対して算出される成功報酬です。当然ですが不動産が売れなければ支払うことはありません。法律で上限額が決められているため上限額を超えた請求はできず、下限額に対しては特に決まりはありません。上限額の計算式は200万以下の部分で取引額掛ける5%(税抜き)となっています。

仲介手数料を支払うタイミングと値引き交渉

仲介手数料を支払うタイミングは一般的に2回に分けられています。1回目は買主と契約を結んだ際に全額の50%を、2回目は決算時や引き渡しの際に残りの50%を支払うことが多いです。成功報酬にもかかわらず、不動産会社から契約締結前に支払いを要求された場合は要注意です。

悪質な会社を見極めるためにも、仲介手数料とは不動産会社に支払われる成功報酬であるということを頭の隅に置いておきましょう。

仲介手数料は無料や割引サービスを提供していたり、値引き交渉が可能な場合があります。無料や割引では、広告費用が抑えられたり、別途費用を請求される場合も。安いという金額に飛びつかずに内容を確認しておくことも大切です。

値引き交渉も成功したとはいえ、不動産会社の販売活動やサポートが十分に受けられないことも。仲介手数料には不動産を売るための販売活動や広告費、書類作成など査定から引き渡しまでにかかる時間や人件費などが含まれているのです。

サポート費用も含まれる仲介手数料

不動産会社への成功報酬である仲介手数料ですが、支払う側としては値引き交渉して抑えたい費用かもしれません。しかしその中には不動産を売却するための広告費用や人件費など、売主をサポートするための必要な経費が含まれていることも忘れてはならないのです。