10階病棟 中田 斎侑子 2012年入職 「患者さまの心の痛みには人のあたたかさも薬になる」

 入職して1年目は、プリセプターの先輩に同行して業務を見学する機会があります。そのとき、私が一番感銘を受けたのは患者さまとの関わり方でした。先輩と患者さまとのやりとりを見ていると、背中をさすったり手を握ったりといったスキンシップで患者さまが安らいでいくのがわかったんです。そして、私が担当することになった患者さまに対しても、患部をさすったり声をかけたりしていると、「痛みが随分和らいだよ」と喜んでもらえたことがありました。患者さまは、病気による物理的な痛みや苦しさのほかに精神的な痛みも抱えていて、そんな心の痛みには人のあたたかさも薬になるのだと実感しました。

 住友病院は学生時代の実習先だったのですが、実際の業務と実習との違いは本当にいろいろあります。特に大きな違いを感じるのは、タイムスケジュールの管理についてです。看護はチームで行うので、他のメンバーの状況や他の患者さまの状態を常に把握しながら業務を進めなければなりません。上手に配分しないと時間はどんどん足りなくなり、患者さまのケアも限られたものになってしまいます。だからといって中途半端なケアをするわけにはいかないので、かけるべき時間とケアの質との兼ね合いには毎日とても悩みます。ただ、先輩はそんな私の状態もよく見てくれていて、「シャワー介助の手際次第でもっと時間を節約できると思うよ」などとアドバイスを受けることも。先輩のように限られた時間を有効に使えるようになることが、今の私の一番の課題だと思っています。

 看護師という仕事は大変なことも多いけれど、患者さまから感謝の言葉をいただいたときなど、やりがいを感じることもたくさんあります。住友病院には新人をフォローする体制がきちんと整っていますし、私自身も働きやすい職場だと感じています。ここで、皆さんと一緒に働ける日がくることを私も楽しみにしています。

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